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新入社員を迎えるにあたって注意したいことまとめ

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もうすぐ4月。新入社員が入ってくる時期ですね。スローガンは創業から14年目を迎えておりますが、3期目から新卒を採用しているのでなんと!10期生にあたる方々が入社します。

既に契約社員で入社していたり、長期インターンしていたりする人が多いのですが、このタイミングで正式に7名の入社があります。

新卒を10年間採用してきた身として、また、さまざまな成長ベンチャーの新卒採用をお手伝いしてきた身として、新入社員を迎えるにあたって注意したいことをまとめてみましたので、ご参考になれば幸いです。

入社式的なイベントで撮る記念撮影時の注意点

1年前にFastGrowで掲載された下記記事に詳しいのですが、新入社員が主役の場ですので、記念撮影をされる際には、新入社員の皆さんを真ん中にして撮影されるのが良いかと思います。まあ、各社の自由ですので余計なお世話ではありますが。

www.fastgrow.jp

そんなの当たり前じゃんと思われる方もいるかもしれませんが、油断していると、うっかり「社長、どうぞ真ん中へ」とか言う社員がいて、社長や役員たちが真ん中に座り、周りを取り囲むように新入社員が並ぶという構図が出来上がります。

ひどい場合だと、前列に社長はじめ役員が一同に勢ぞろいして鎮座し、後列以降に新入社員が立ち並ぶみたいな、何のためのセレモニーなのでしょうか?という構図も出来上がりかねません。

これ、笑い話のようで、実は結構起きている事象です。たかが記念写真でしょ、だから何よ?って思う人もいるかもしれませんが、社風を現す一つの鏡だと思ってもらえると気づきがあるかもしれません。

「社長、今日は新入社員が主役なので社長たちは横か後ろに立ってください」って言える人事や社員が誰もいないってところに、裸の王様リスクと言いますか、風通しの悪さを感じさせるものなので、意外と軽視できないのではないでしょうか。

新入社員向けの社長からのメッセージでの注意点

入社式とかで社長挨拶ってありますよね。あそこで話す話って意外と大事で、経営者の皆さんも毎年頑張って考えると思うのですが、メッセージを出す上で注意も必要です。

普段から社員の皆にも言っている話をしないと、新入社員が社長の挨拶で強調していた〇〇はこの会社で大事なんだなと思い、先輩社員の前で「〇〇が大事ですよね」と言った際に、先輩から「え?何それ?そんなきれいごと言ってないでまずやってくれる?」みたいな話をされてしまったらどうでしょうか?

出だしからずっこけているみたいな感じになります。新入社員の皆さんはこれから頑張るぞ、と思っているタイミングでもあるので、ここでしっかり会社として大事にしていることや、社員の間でも浸透している大事なことを伝えていくことは大切です。

くれぐれも、そのときたまたま経営者の頭の中で流行っているキーワードで話をしないことは意識されると良いかと思います。

入社後の数カ月間のオンボーディングでの注意点

入社してから最初の数カ月間で、本人たちから見える景色や心情は目まぐるしく変化します。最初は右も左もわからない状態から、少しずつ慣れていきますが、その際に、偏ったものの捉え方や歪んだ認知をしてしまう可能性もあります。

「この会社ってこうですよね」「この組織はこうなんだ」「あの人はあーだこーだ」といった形で、新しい知識に適応する過程で、解釈・認知をそれぞれがしていくものです。

人が何を感じてどんなことで落ち込んだり、気乗りしなかったり、些細なことを気にしてしまっていたり、あるいは、どんなことに動機付いたり、喜んだり楽しんだり、意外と見えないものです。

経営者からすると、数カ月してみて「今年の新卒はどうなんだろう?ちゃんと立ち上がっているだろうか?」とブラックボックスを眺める気持ちで思案する構造もあります。

私たちも新卒採用し始めてもう10年目ですが、手探りで毎年受入れをしてきましたが、その結果、行き着いたオンボーディング(人材定着のための施策)方法があるので、紹介したいと思います。

  • 新卒社員と週次で1on1をセットします。
    ※1on1の相手は、受入れ部署のマネジャーでも良いですし、先輩メンターをアサインしても良いと思います。
  • 週次1on1で話をした内容を必ずログに残して、経営・人事とも共有します。
  • ログをもとに、適切なフォローを設計し人事と事業部側で連携して対応します。

これをやるだけで、ブラックボックス化せずに、新入社員が感じていることが把握できて、会社として新入社員に早く活躍してもらうためのオンボーディング施策を適切にフォローできる確率が上がります。

1on1のログの蓄積と共有については、スプレッドシートなどでまずは管理してみるでも良いのですが、人数が多くなって煩雑になったり閲覧権限の管理などの設定も大変なので、私たちは1on1情報管理のクラウドツールTeamUpを活用しています。

最近は、会社として1on1を全社導入していこうと考えている会社も増えているようですが、そこまでまだできないという場合には、まずは、新卒入社メンバーのオンボーディング施策としてメンター面談的な1on1を導入してみるのも良いと思います。

新卒を採用し始めて「みんなで新人を育てる」「育て合う文化」づくりに取り組まれて、新人のOJTで1on1を導入している事例がありますので下記記事も参考になると思います。

www.teamup.jp

 皆様の会社でも、新卒入社の若者たちが一人でも多く、スムーズに躍動していくことを願って筆をおきます。

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